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ひとりじゃない

☆この記事は、NPO法人アグレコが月一で発行しているフリーペーパー「agreco」に寄稿しているものです。
~みんなでくらしをつくる~というテーマの雑誌で、個性あふれる方たちの描く糸が紡ぎだす月刊誌。
群馬・東京・栃木で手に入れることができます☆



私には悩みがある。
それは湿疹。身体に小さな赤い点が出来て我慢出来ない痒みを伴う貨幣状湿疹。
始まったきっかけはヒルだった。ヒルに刺された後が化膿して、痒くなりはじめ、
そこから身体の色々な場所に湿疹として現れ出したのが10年前。


当時住んでいたイスラエルのキブツでは、悩みを相談すると親切な友人たちがあれこれ色々な薬を持ってきてくれた。
その中でも興味深かったのは、イチジクの実がまだ青い時にもぎ取った茎から出る乳液。
調べてみると、民間薬として日本でも使われていたらしい。


そんなみんなの親切も私の湿疹を完治させることはできず、ついに病院に行き皮膚科の先生に診てもらうことになった。
日本にも来たことがある親日家の先生だった。
バイオプシー(生検)までしてもらって分かった結果が“Nummular dermatitis(貨幣状湿疹)”だった。
そんな名前を言われても、それが何を意味するかまったく????な私は尋ねた。

私:『先生、これはどうしたら治るんですか?』  
先生:『わからないんだよね。とにかく薬を塗り続けるしかないよ。』
私: 『原因は何なんでしょうか?』
先生:『うーん。本に書かれていないから分からないなぁ。』



この最後の答えに、私はもうそれ以上何を聞いてもこの先生からは答えは得られないだろうと悟ったのだった・・・・
それ以来、とにかく色々な治療法を試してみた。
ステロイドから自然な塗り薬はもちろん、ホメオパシーから鍼、漢方薬からヒーリング。
日本に帰国してからは、何軒かの皮膚科にも行ってみた。
ある時、あるお医者さんには、「これは“アトピー”です。理由がわからなくて現れるこういった身体の反応をアトピーというんです」
と言われて、なんと目の前に光が差し込んだように見えた!
自分が“アトピー”で悩んでいる人達の中に仲間入りできたようで純粋に嬉しかったから!(笑)



病にかかることは、孤独なことだ。
夜、湿疹が悪化した時にはかゆみを通り越した痛みや痺れのために眠れない夜を過ごしたこともあった。
真夜中に、一人布団の上でもがく。泣き叫んでも、誰もこのかゆみや、痛みを治すことはできない。
がんのように、死に至る病ではない。でも、抱える悩みは大きくその苦しみは、なったものにしか分からないだろう。


身体には叡知が宿っている。
その叡知が何と私たちに語りかけてくれているのか、それを全て聞き取ることは難しい。
でもそんな時同じ人間、この身体に生きる者同士が分かち合える“経験”がある。
それを共有することで私たちは乗り越えていける“強さ”を身に付けることができる、よね!!



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