どこでもダンサー

☆この記事は、NPO法人アグレコが月一で発行しているフリーペーパー「agreco」に寄稿しているものです。
~みんなでくらしをつくる~というテーマの雑誌で、個性あふれる方たちの描く糸が紡ぎだす月刊誌。
群馬・東京・栃木で手に入れることができます☆


エティハド航空。初めて乗ったアラブ首長国連邦の航空会社。
今、私はちょうど東シナ海上空を飛んで一路アブダビへと向かっています。


今回の目的もダンス。
最初にイタリア北部でムーブメント・メディスンと一緒に声を使うワークショップを受けた後
友人を訪ねてスエーデンヘ。そこからイギリスのトレーニングへ行き、再びイタリアへ戻ったら今度は
同期の仲間とローマで一緒にワークショップを行う旅。

私はいつも機内食でベジタリアンミールをオーダーしている。
最初に出た食事はカッテージチーズに野菜たっぷりのパスタ。そしてキヌアのサラダ。
目の前の画面で音楽はドイツ人バイオリニストが
ロック調にアレンジしたビバルディの「四季」。


ふと気づくと、もう私たちの生きている世界に国境はない。
中東の航空会社で古代アンデスのスーパーフード・キヌアが食事に出る時代。
1日で地球の端から端へ飛んでいける時代。

エコノミークラスの狭い座席に座り、私は世界を想う。
窓から、刻々と変化するあまりにも美しい空の色を見て
今という時代を生きられる幸運に感謝する。
そして私のこの身体にも。

私がやりたいことを、やりたいように実現させてくれるこの身体に。
行きたい場所へ連れて行ってくれるこの身体に。


私たちの内には、一人の例外もなく「ダンサー」が宿っている。
その「ダンサー」は、どんな状況でも私たちが繋がるのを待ってくれている。
ダンス・スタジオの中でも、新緑の森の中でも、車の運転中でも、エコノミークラスの座席の上でも。
その繋がりをつくるためのマジック・ワードは
「ねえ、身体よ。今、どんな風に動きたい?」
そして耳を澄ませる。心を開く。意識を集中し・広げる。
伸びをしてみる。YES!あくびが出る。YES!肩を回してみる。YES!!
私たちは皆、「どこでもダンサー」。
さあ、ご一緒に。自分の身体に、そこに宿るあなたの命に「YES!!!」




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